家族に障害者がいる場合、自動車税の環境性能割や種別割が減免されます。
各都道府県によって減免措置の内容は異なりますが、一般的な内容として整理します。
自動車税減免について
実施主体
都道府県
減免対象税目
自動車税(環境性能割)
自動車税(種別割)
減免対象者
障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者福祉手帳)の交付を受けている方
身体障害者手帳の場合
視覚障害、聴覚障害、上肢不自由、下肢不自由などの障害の区分によって自動車税減免の条件となる障害の程度(1級や2級など)が異なる
その条件は各都道府県によって大きく異なり、3級や4級などの程度が低ければ減免の割合も減免上限金額の半分となる都道府県もある
療育手帳の場合
療育手帳に記載された障害の程度(AやBなど)によって判断される
精神障害者福祉手帳の場合
精神障害者福祉手帳に記載された障害の程度(1級や2級など)によって判断される
減免対象自動車
主に障害者本人が運転する自動車
もしくは、障害者と生計が同じ方が、障害のある方の移動のために利用する自動車
減免できる自動車は、障害者1人につき1台
法人名義やリースの自動車は対象外で、自家用車に限る
減免金額
環境性能割減免金額
300万円 × 該当の自動車の税率 のケースが多い(都道府県によって異なる)
税率は、減免対象の自動車の燃費性能によって変わる
種別割減免金額
45,000円のケースが多い(都道府県によって異なる)
所得制限
なし
東京都の場合
まとめ
家族に障害者手帳を持っている方がいる場合、上記のように自動車税の環境性能割や種別割が減免されます。
特に、移動が困難な身体障害者の場合、移動用に自動車は必須かと思います。
都道府県によって減免の内容が異なるため、お住まいの都道府県の制度を調べる必要はありますが、非常にありがたい制度となっています。
また、このような減免の制度では珍しく、所得制限はありません。
各都道府県で定められた申請期限があるため、忘れずに申請しましょう。
我が家も減免措置を受けており、自動車税の環境性能割や種別割は全額免除されています。
なお、減免上限を超えて納税金額が発生する際は、以下で紹介した方法でお得に納税できます。
自動車関連障害者福祉
障害者の利用できるその他制度
自動車税の減免制度以外に、障害者の利用できる制度は以下も参考に。
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